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高校野球の越境入学について、その問題点と必要性

高校野球は老若男女、誰からも愛され、人気のあるスポーツです。
その理由のひとつに地域を代表して大会を行うところにあります。生まれ故郷の地域の学校が出場すれば、母校でなくても応援したくなります。それぞれの地域代表と言うことは、日本全国民がどこかの学校を応援できるという仕組みとなります。だから、長い歴史ができ、これからも永遠に続いていくでしょう。


高校野球の全国甲子園大会の出場学校を見ると、圧倒的に私立の学校が多いです。甲子園常連校ともなれば、野球の環境も整っています。野球部員は、午前中だけ授業で午後から練習という学校もあります。


寮生活を行い野球に打ち込める環境です。高校生で親元を離れての寮生活は、人間的にも成長させることでしょう。しかし、もし野球が出来なくなったらどうするのでしょう。怪我もあります。また挫折もあります。野球をするためだけに越境入学をすることはとてもリスクがあります。


また、全国大会に出場したチームのメンバーが地元以外の生徒で構成されていたら応援する気も半減していまいます。やはり、誰にでも地元愛というのはあります。学校だけでなく、そこで野球をしてる生徒も地元の生徒であってほしいと思います。全国各地から集めた生徒でつくりあげたチームには、真の地元愛がありません。越境入学が今後ますます増えていけば、高校野球人気も必ず、落ちてきます。


夏の全国甲子園大会では、毎試合テレビ中継がされ、甲子園球場もお客さんで満員になることもあります。全国大会では、それくらいの人気がありますが、地方大会でもそれなりの人気を確保していく必要があります。そのためには、地元の生徒でチームをつくり地元愛を全面に打ち出していく必要があります。地方大会で、越境入学者ばかりのチームは人気がありません。


野球はチームプレイです。9人、ベンチの控え選手も含め、戦うスポーツです。そういうスポーツは必ずしも個人能力が高いから勝てる訳ではありません。地元選手を鍛えチームとして勝利を掴む。そのようなスタイルこそが高校野球の魅力であり、人気がある所以なのでないでしょうか。


また、高校野球は、部活動です。部活動たるもの教育の一環です。プロ野球のような勝利至上主義ではありません。野球を通して人間教育をしてくことが、あるべき姿です。であるならば、高校野球人気や、教育の本質を考えた時、越境入学の必要性もおのずから結論が出てきます。

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タグ:高校野球
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